手術

人工膝関節置換術

ひざ関節のしくみ

ひざ関節のしくみ

膝関節は大腿骨(腿の骨)、脛骨(すねの骨)、そして膝蓋骨(膝の皿)から構成されており、関節の回りにある靱帯や筋肉で安定性を保つことにより、自由に曲げ伸ばし運動ができるようになっています。また、それらの骨の表面は弾力性があって、滑らかな軟骨で覆われています。軟骨は関節を動かしたり、体重が掛かった時の衝撃を吸収するクッションの役目をもっていますが、年齢を重ねるにつれてクッションの役割を果たす軟骨がすり減り、体重がかかるたびに軟骨の下の骨同士がこすれ合って痛みを生じたり、こわばったりするようになります。

変形性膝関節症

変形性膝関節症

膝関節に発症する慢性の関節炎です。多くが外傷などの明確な原因がなく、自然に発症してくるもの(一次性)で、レントゲンで関節のすき間(関節裂隙)が狭くなったり、骨棘が認められれば変形性膝関節症と診断されます。比較的女性に多く、年齢と肥満が関連するといわれています。

人工膝関節置換術について

人工膝関節置換術について

現在、変形性膝関節症の手術で最も多く行われているのが、人工膝関節置換術です。関節全体を入れ換える手術ではなく、痛みの原因であるすり減った軟骨と傷んだ骨の表面部分を切除して、金属やプラスチックでできた人工の関節に置き換える手術です。痛みの大きな改善と、早期の回復が期待できる治療法です。人工膝関節置換術について

部分置換型人工膝関節

部分置換型人工膝関節

現在、変形性膝関節症の手術で最も多く行われているのが、人工膝関節置換術です。関節全体を入れ換える手術ではなく、痛みの原因であるすり減った軟骨と傷んだ骨の表面部分を切除して、金属やプラスチックでできた人工の関節に置き換える手術です。痛みの大きな改善と、早期の回復が期待できる治療法です。部分置換型人工膝関節

当科の特徴

実物大臓器立体モデルによる手術支援

これまでは2次元データを基に予測し、手術中に計測し骨を切ったり削ったりと微調整を行っていました。事前に撮影したCT(コンピューター断層撮影装置)のデータを元に3次元画像を作成し、3Dプリンターで患部の立体模型を作成することで、事前により細かい手術シュミレーションをコンピューターで行うことができ、より正確で迅速な手術が行えるようになっています。

真皮縫合で抜糸が不要、傷跡を目立ちにくく

当科では真皮縫合と呼ばれる方法で手術の傷を縫合します。これにより抜糸が不要で、手術後の傷跡を目立ちにくくします。皮膚表面は糸を使用せず、テープを貼ることで皮膚を合せます。

歩行動画(手術前・手術後)

手術前の歩行の様子
同じ患者さんの手術後の歩行の様子

人工関節ライフ関節痛にお悩みの方、人工関節手術を ご検討の方向けの「正しい・役立つ」情報サイト

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