トピックス

医師のご紹介(内科医)

 

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浜崎 一(はまさき はじめ)

【専門分野】 一般内科、膠原病、リウマチ性疾患
【資格等】 日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医日本リウマチ学会専門医
日本医師会認定産業医
大分オレンジドクター

 


10月1日より明野中央病院に新たに着任した常勤医師の浜崎一(はまさき はじめ)と申します。一般内科、膠原病、リウマチ性疾患等の診療を担当いたします。

これまで、大学病院などで膠原病・リウマチ性疾患という比較的専門性の高い診療を行ってきました。診療科の特性上、その場で即断即決・診断治療という短期決戦よりも、「なかなか熱が下がらない」、「痛みが長く続いている」、「しんどいしんどい」といった慢性的な症状から原因を探り、ひも解いていくものが多いので、一般内科診療につながる部分も多いと考えています。

関節リウマチは決してまれな疾患ではなく、およそ人口の1%弱の方が罹患するといわれる疾患です。30~50歳代での発症が比較的多く、女性が7~8割を占めます。なぜ関節リウマチに罹患するのか、なぜ女性が多いのかという明確な理由はわかっていませんが、喫煙や歯周病、ホルモンバランスや、妊娠出産もその一因であるとされています。関節の腫れや痛みといった症状とともに、血液検査での炎症所見や特徴的な因子が陽性かどうかなどを総合的に評価し診断します。関節超音波検査やCT/MRI検査も関節リウマチの診断には有用です。リウマチ以外にも関節に腫れや痛みを生じる疾患は多数あるので、診断を間違わないように留意する必要があります。現在では痛みを和らげるだけでなく、関節破壊の進行を起こさず炎症を取り除くことを目的とした治療が主体となっています。関節リウマチの炎症を生じるメカニズムが徐々に解明されてきたことによって、複数の生物学的製剤や新規の経口抗リウマチ薬の開発がなされています。関節破壊の進行を食い止めその状態を維持するためにも、関節リウマチの早期発見・早期治療が重要です。

疾患活動性の高い患者さんには、治療導入時期から生物学的製剤を含めた積極的な薬物治療も選択肢として推奨しています。人生100年時代と言われる中、疾患を抱えつつもいかに現状の健康状態を維持していくかがより重要となってきます。糖尿病や高血圧で治療目標が具体的に示されるように、関節リウマチにおいても個々の患者さんの現状や合併症を踏まえた上で、目指すべき治療目標を共有して治療を行います。今後とも、地域の方々の健康づくりに微力ながらお役に立てるよう努力して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

医師のご紹介(形成外科)

 

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大久保 ありさ(おおくぼ ありさ)

【専門分野】 一形成外科、手・指外科、マイクロサージャリー
【資格等】 日本形成外科学会専門医

 


10月1日より明野中央病院に新たに着任した常勤医師の大久保ありさと申します。形成外科、手外科の診療を主に担当いたします。

形成外科と言われてもどのような疾患が対象となるのかわからない方も多いと思います。美容外科のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。実は、体の表面の〝できもの〟や、多くの日常的なケガを治療するのが形成外科の仕事です。

その中でも、私は手や指の疾患を対象とした「手外科」を専門としています。最近話題のへバーデン結節(指の第一関節の腫れ・痛み)などの変形性関節症や、親指側の指先が痺れる手根管症候群などの治療は得意とする分野です。最近、これらの病気には女性ホルモンが関与することもわかってきました。こう書くと「なんだ、女性だけの病気なのか」と思われるかもしれませんが、男性の体の中でも女性ホルモンは作られていて、健康維持に大切な働きをしています。女性ホルモンに着目した治療をすることで、手術を回避できた患者さんも多く診てきました。自分の体に勝るものはありませんから、手術をしないで済むに越したことはありません。もちろん手術をしないと症状を改善できない場合もあります。手術というと、「難しいことはわからないから、先生にお任せするよ!」とおっしゃる方もいらっしゃるかと思います。そのような信頼を置いていただけるのは、医師として非常にうれしいことですが、不思議なもので、患者さん自身が自分が治っていくときのイメージをしっかり持つことができると、術後の経過がよくなったりします。私は、そのような患者さん自身に備わっている〝治る力〟を信じていますので、患者さんがきちんと治るイメージを持てるよう、できるかぎり丁寧な診療・説明を心がけています。不必要な手術をお勧めすることはありませんので、気になることがあったらお気軽にご相談ください。

命に関わらない病気だからこそ、患者さんと相談することができます。一緒に一番良い治療法を見つけていきましょう。微力ではありますが努力は惜しみません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

部署長のご紹介(リハビリテーション科)

 

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指宿 立(いぶすき たつる)

【専門分野】 パラスポーツの指導、研究
【所属】 リハビリテーション科 科長(理学療法士)

 


10月1日より明野中央病院リハビリテーション科長として新たに着任いたしました理学療法士の指宿 立(いぶすき たつる)と申します。

私は、日本の障がい者福祉に大きな役割を果たしてきた社会福祉法人太陽の家(別府市)の創設者であり、明野中央病院創設者でもある中村裕先生の理念〝保護より機会を!〟に感銘を受け、以来35年間、学生時代から障がい者スポーツの指導、研究に取り組んで参りました。

1988年、社会福祉法人太陽の家に理学療法士として就職し、10年間施設利用者の健康管理とスポーツ活動の支援に取り組みました。太陽の家在職中は、当院理事長の中村英次郎先生に障がい者の整形外科領域の合併症管理について幾度もご指導をいただきました。その後、大分リハビリテーション専門学校に教員として勤務する傍ら、アテネパラリンピック金メダリストの安岡チョーク選手(車いすマラソン)や北京パラリンピック銀メダリスト笹原廣喜選手(車いすマラソン)の指導に携わりました。また、「さまざまな障がいのある選手が公平に競技すること」をモットーに、国際クラシファイアとしてパラスポーツの国際大会に競技役員として参加してきました。2016年からは、パラスポーツの研究が盛んな和歌山県立医科大学に在籍し、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けてパラリンピック選手の医科学的アプローチによる競技力向上の研究に打ち込んで参りました。

このたびご縁があり、心から尊敬する中村裕先生が創設した明野中央病院で働くことになりました。当院をご利用いただいている患者さんには、質の高いリハビリテーションプログラムを提供できるように取り組んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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