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 去る2月28日に亡くなられたトモちゃんのご家族より可愛い

白いフクロウの置物をご寄贈いただきました。トモちゃんは

1998年18歳の時、通学中の自転車事故で高度脳挫傷となり、

いわゆる植物状態で当院に入院しました。もう15年前のこと

になります。当時の職員の懸命な治療、看護ももちろんあり

ましたが、ご家族、特にお母さんとお兄さんの献身的な看病、

回復への執念とも思えるような自分を犠牲にした24時間付き

きりの看病が天に通じたのだと思います。間もなくトモちゃんは

少しずつ意識も回復し、電動車椅子にも乗れるようになり著しい

回復を見せました。その後は四肢麻痺の重度障害は残ったものの、

車椅子でご家族と在宅にて生活していました。定期的に外来診察

にも見えてくれていて、待合室で待っている彼女の車椅子の周りには

自然に職員が集まり笑顔で話をしていました。しかし、昨年乳癌を

発症し、懸命な治療、闘病にもかかわらず去る2月28日永眠されま

した。享年32。最期は在宅にて、やまおか在宅クリニックの山岡先生

に看取っていただきました。歌の好きな明るい女性でした。

トモちゃん、たくさんの素敵な思い出をありがとう。

決して忘れません。

安らかにお眠りください。(鈴木)

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ご家族からいただいた可愛いフクロウ

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病気と闘いながら、亡くなる2週間前にトモちゃんが書いてくれた手紙

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