糖尿病相談会

第26回 糖尿病相談会

糖尿病の食事療法

6月18日(土)第26回糖尿病相談会を開催し、今回は食事療法を取りあげました。まず木下院長が食欲を抑えるためには噛むことが非常に大切なことを話し、一口食べる毎に30回は噛むことが大切であると話しました。
次に糖尿病で食事制限があるなかでも食材の選び方、調理方法次第でおいしく食べることができるということを管理栄養士が解説しました。実際に高カロリーでなかなか食べることのできないスパゲティーを食べていただき、普段の食事と変わらぬ味で食事を楽しむためにはどうすればカロリーを抑えることができるかなど食材毎の上手な調理法について話し、スパゲティーの麺は各自の指示量に合わせて調整し、ミートソースもミンチ肉を普段より少量にして『タマネギ』『シイタケ』『オカラ』などを使うことによりカロリーを抑えボリュームのある食事にすることができると解説しました。スパゲティー以外でも会場からは市販のお弁当を購入する時の注意点に関する質問や1日に摂取可能な果物の量など食事に関する質問が寄せられました。
次回の糖尿病相談会も、参加者の皆さんが楽しんで糖尿病について学べるような企画に、明野中央病院糖尿病スタッフ一同取り組んでまいります。ご参加いただきありがとうございました。 
食事の4ポイント
① 食事の時間帯
朝食7~8時 昼12~13時 夕18~19時
② 食事の量
指示カロリー内に収めること
副食のおかず量のとりすぎは注意
③ 食事の回数
1日3食でまとめ食いをしない
④ 食事の内容
バランスの良い食事を行う(野菜中心)
※間食の有無・アルコールの量にも注意
ミンチによるカロリーの違い
牛ミンチ 100g  224カロリー
豚ミンチ 100g  221カロリー
鳥ミンチ 100g  166カロリー
※鳥皮はミンチにするとカロリーが上がる

おから  100g  111カロリー
おからはお腹の中で6倍に膨張し食物繊維も100gあたり9.6gと豊富なため、ミンチの代わりに使う事で満腹感のある食事にすることができる

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木下院長より糖尿病と噛むことの大切さを解説。 参加者各自の必要カロリー量に合わせた麺の量を秤を見ながら確認しました。
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このボリュームで低カロリー。調理のポイントやおいしく様々な料理を食べる方法を中村管理栄養士より解説しました。 食事をしながらの和やかな雰囲気の中、日頃の食生活に関する質問も多く寄せられました。

2011/6/24

 

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